TOKYO JEWELRY FES レポート - 一期一会

TOKYO JEWELRY FES レポート - 一期一会 - LARICH

今年も国内外から多数のバイヤーやジュエリーラバーが一堂に会した「TOKYO JEWELRY FES ’25 Summer」。昨年を大きく上回る300社の出展と13,789名の来場者数を記録し、ますますの盛り上がりが見られました。

 

台風接近中の開催となりましたが、開場前には列ができ、会場内は午前中から高揚感に包まれていました。宝探しのようにお気に入りの一点を求めて、目を輝かせる来場者の姿が印象的でした。

 

ジュエラーの目には、今回のイベントはどのように映っていたのでしょうか。ブランドディレクターの松本氏にその印象を伺いました。

 

──まずは今年の「TOKYO JEWELRY FES」の感想をお願いします。

 

松本 昨年より出展者数も多く、大いに賑わっていたと感じました。今年はブースを拡充して入り口付近のメイン通りに出展したこともあり、多くの方が足を止め、ルースやジュエリーを手に取ってくださいました。また、ショーケースのハイジュエリーを見に来られた同業者の方の姿も目立ちました。ジュエリーのデザインと品質の良さ、ルースの美しさについて、たくさんの方から有難いお言葉を頂戴し、身の引き締まる思いでした。

 

──皆様が楽しそうに見ていかれる姿が印象的でした。

 

松本 以前よりお付き合いのある方に加え、SNSを通じて初めてお会いした方々にも多くお越しいただきました。一年ぶりにTOKYO JEWELRY FESで再会した方もいらっしゃいました。とっておきのルースを目の前に、将来のお仕立てについてご相談いただくなど、皆様との濃密な会話を楽しませていただきました。

 

 

──アップデートしたブースはいかがでしたか。

 

松本 ブースのレイアウトを、中まで入っていただける回遊設計にしたので、会話を楽しみながらジュエリーやルースをご覧いただけたのではないでしょうか。新たに設置したルースのコーナーも好評でした。

 

 

また、壁面の写真や造作展示台の設計に工夫を凝らし、商談スペースを視覚的に空間分けすることで、落ち着いてご相談いただけるようにしました。椅子におかけになり、じっくりとルースの選定をされる方も多くいらっしゃいました。大規模なイベントながら、なるべく個展に近い環境と、丁寧な対応を目指しました。

 

──300社が出展する中でも、LARICHの世界観が伝わるブースだと感じました。他にもアップデートした点はありますか。

 

松本 イベント開始のタイミングで、最新版のLARICH BOOKが完成しました。ご自宅でも余韻に浸っていただけるよう制作した一冊でしたが、「このBOOK、何度も見たくなりますね」などのご感想をいただき、想いが届いたことをうれしく思いました。

 

──希望すれば、LARICH BOOKを自宅に配送していただけると聞きました。

 

松本 もちろんです。TOKYO JEWELRY FESの翌日以降、数十件のお問い合わせをいただいております。SNSに投稿してくださった方もいて、改めて作って良かったと実感しております。冊子・配送料ともに無料です。DM・LINE・メールなどでお気軽にお声がけください。

 

──ジュエリーやルース以外にも楽しめるイベントとなったのですね。来年も出展したいとお考えですか。

 

松本 はい、来年の出展の申し込みも済ませました。さらなる創意工夫をお約束する意味でも、同じエリアで来年のブースを確保済みです。今後も個展やフェスなどを通して、LARICHを身近なものとして捉えていただけるように精進して参ります。温かく見守っていただけますと幸いです。

 

──来年の“アップデート”が楽しみです。本日はありがとうございました。

 

LARICHのジュエリーもいくつか掲載される書籍『美しさと価値がわかる 見て楽しい宝石の本 増補改訂版』が8月12日に発売されます。LARICH BOOKと併せて、宝石の魅力に触れていただける一冊です。

 

・Amazon(amazon.co.jp/dp/4299070615

・楽天ブックス(http://books.rakuten.co.jp/rb/18281089/

 

 

 

 

ライター:南口太我

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